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One Fine Day

音楽/映画/本/旅行/ジムの話から日々の些細なことまで
思いついたことを思いのままに書いてます
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本 『偽りの楽園 上・下』
 

『チャイルド44』『グラーグ57』『エージェント6』のレオ・デミドフ三部作の著者トム・ロブ・スミスの新作『偽りの楽園』(上・下巻)。 

イギリスに住むダニエルが、スウェーデンに移住した父親から母親が心を病んだと連絡を受けるところから話は始まる。その息子ダニエルのもとに母親がやってくる。上巻は、その母親の語りで終始する。両親のスウェーデンへの移住の本当の理由、そこでの生活ぶり、人間関係、母親の過去、衝撃的な告白。その母親の語り口にぐいぐいと引き込まれ、彼女の動作や息づかいまでが感じられるようだった。凄まじい緊張と不安がずっと続く。下巻では、ダニエルが母親に対して決断を下す。そして真相を求めてスウェーデンに向かう。そこでは母親の証言とは違う事実を突きつけられる。いったい、誰を、何を信じればいいのか。混乱と不安でいっぱいになりながら、でも話がどうなっていくのか気になり過ぎてページを捲る手が止まらなかった。とにかく母親の鬼気迫る独白の迫力と説得力が凄まじく、ぐいぐいと話に引きずり込まれた。終盤でそれまで続いていた緊張が少しずつほぐれていき、読み終わった時にはほっとした気持ちになった。地味に淡々と綴られているのに、読ませる、引き込む力がすごい!傑作。
| 本のハナシ | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | |









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