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One Fine Day

音楽/映画/本/旅行/ジムの話から日々の些細なことまで
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本 『フランケンシュタイン』


メアリー・シェリー著 芹澤 恵訳

読んだことがなかった『フランケンシュタイン』を、新訳が出たのを機に読んでみた。まずは、"フランケンシュタイン"という名前が実は怪物の名前ではなく、その怪物を創造した博士ヴィクター・フランケンシュタインの名前であったことに驚く。そして、この話がただの怪物ものではなく、孤独な怪物と、それを造り上げてしまったことで思いも寄らない悲劇に巻き込まれていく博士の、壮絶で悲しみに満ちた話だということにも驚いた。怪物は名前もつけてもらえず、容姿の醜さから人々から虐げられ孤独のどん底に追い込まれていく。本当は愛情と友情と温かな触れ合いを求める優しさを持った怪物なのに、努力も空しく、無慈悲に浴びせられるひどい仕打ちの数々。博士のときに傲慢で利己主義とも思える言動で、怪物への同情は強くなる。誰か怪物を助けてあげてほしい、そんな思いにかられる。最後の章の怪物の語りは、胸が張り裂けそうになるほどの切ない。全編がほぼ語りの手法をとっているので、臨場感に溢れていて、その時々のそれぞれの感情や状況をすごく自然に感じることができるし、こちらの感情にも強く訴えかけてくる。怪物の数奇な運命、 孤独と悲しみと心の叫びが、この本の魅力になってると思う。最後のページで泣けた。
| 本のハナシ | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | |









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